最高のラジオ局とラジオ番組を見つけよう!
なぜラジオ人気は衰えないのか?
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この十年間で、音楽の聴き方が変化しました。ポッドキャストがラジオに取って代わろうとしている時代ですが、最近の調査では、人口の大半は依然ラジオを聴いていることが示されています。ラジオ放送を窒息死させかねない様々な変化にも関わらず、ラジオはまだしぶとく生き残っているのです。
それでは、ラジオが今でも人気の理由を考えてみましょう。
携帯性
インターネットのおかげで、ラジオへのアクセスが格段に容易になりました。今日では、自宅内や自動車内だけでなくどこにいてもラジオを聴くことが可能なのです。70%近くの人たちが自宅外でラジオを聴いており、その大半が仕事場と自動車内であるとの推計もあります。
通常、平均的な就業日であれば、午前6時から午後5時までが聴取者の多い時間帯です。一方、週末には、人々が外出したり買物したりしている時間帯が、聴取者数のピークとなります。それに加えて、通勤時間やオフィスでの長い1日を耐え抜くために、数多くの人たちがラジオを持ち歩いているという現代社会ならではの事情も無視できません。
ラジオが広告向きだということにも気づいておくべきです。多様なタイプの人たちが聴いているというだけではありません。ラジオであれば、ターゲットとしている人たちが外出中で、しかも買い物がすぐにできる街中や商店街にいる時に、広告を放送することができるのです。
無料であるということ
ラジオを聴くのに毎月の会費等は必要ありませんし、どのような料金も発生しません。他の数多くのメディア関連サービスとはこの点が異なります。例えば、ポッドキャストを聴くのにも、場合によっては、お金がかかってしまうのです。
コストを比較してみると、ラジオは他を引き離して安価です。ラジオであれば、サブスクリプションに必要な金額を気にする必要がありません。そして、インターネット接続さえ確保出来れば、自宅や自動車内に限らず、どこに居てもラジオを聴くことができます。これは素晴らしいことです。
適応性
ラジオには、消費者のトレンドや変化するテクノロジーに対してかなり高い適応性があります。スマートスピーカーやスマートフォン、コンピュータ、タブレットを使って、どこに居ても、どんな時間帯であっても、お気に入りのラジオ局を聴くことができます。
テレビと比較すると、ラジオはより一層「ながら聴き」向きです。ラジオを流しながら、家事をしたり、オフィスで仕事をすることができます。視覚的な要素が無く、視線を向ける必要も一切無いことが役立っているというわけです。
開放性
人口統計学的な調査によると、ラジオは、民族性、ジェンダー、年齢層のすべてを横断して、多数のリスナーを獲得しています。現在では、ラジオ局も多様化しており、非常に厳しい選択眼を持ったリスナーすら満足させることが可能となっているほどです。
音楽好きのためのラジオ番組
音楽業界ではストリーミングサービスが日の出の勢いですが、注目に値する、質の高いラジオ番組はまだあります。素晴らしいラジオ番組を求めて、日本だけでなく世界を見渡してみましょう。海外のラジオ番組を聴くことで、語学力が鍛えられれば、それに勝ることはありません。
それでは、オンラインにはどのようなラジオ局があるのか、そして、いずれの局が最高のエンターテイメントを提供しているのかについて見てみましょう。後々海外のラジオ局を探す際に有用ですので、今ご覧のこのページをブックマークしておくことをお奨めします。
NTS
NTSで目的に適った番組が見つからなかったら、探し足りないということなのかもしれません。2つのメインチャンネルを通じて世界中で放送されているNTSは、フェミ・アデイェミ氏が2011年に立ち上げたラジオ局です。メインのスタジオは当初と変わらずロンドンのハックニーにあります。クラシックからディスコ音楽、実験音楽からテクノまであらゆる形態の音楽を放送するラジオ局です。
さらには、毎朝、チャーリー・ボーン氏が司会するドゥ!!ユー!!!ブレックファスト・ショーを聴くことも出来ます。
Dublab
折衷主義の信奉者なら、Dublabが完璧な選択かもしれません。このラジオ局はロサンゼルスに有り、運営資金はメンバーの寄付です。1週間に5日放送しており、DJたちが、自らが好んだり注目している音楽を紹介しています。このラジオ局がその活動の焦点として、支援し、振興しようとしているのは、創造的な新進アーティストたちです。
FIP
1971年に設立されたFIP(フランス・アンテル・パリ)は、フランスのラジオ好きによく知られています。厳選された音楽を放送することで、リスナーの1日を素敵なものにしてくれるラジオプログラムです。FIPは現在インターネットラジオとなっていますが、拠点をストラスブルグ、ナント、ボルドーに置いています。毎日のプログラムは午後11時から午前7時まで繰り返し放送されるので、聞き逃すことがありません。
Balamii
このラジオ局はロンドンのペッカムに拠点を置いていますが、最近、月曜日、水曜日、金曜日にはニューヨークから放送するようになりました。様々なジャンルの音楽を聴いてみたいという方にお奨めの素晴らしいラジオ局です。特に、ヒップ・ホップ、ダンス、エレクトロニックに重点を置いています。
Worldwide FM
数々のレーベルを設立してきたジャイルス・ピーターソン氏、そしてボイラールームの共同設立者であるトリスティアン・リチャーズ氏が共同で立ち上げたのが、Worldwide FMです。これがどのようなラジオ局か、想像することはあまり難しくありません。その名の通り、世界の多様な音楽ジャンルを網羅しており、ワールド・ミュージックに関心を持つ人々には音楽的な楽園のようなラジオ局です。
TSF Jazz
現在ではTSF Jazzのような断固としたラジオ局は珍しくなってしまいました。このラジオ局は、好むと好まざるとに関わらず誰もが聴いてきた定番曲のミックスを放送しています。それに付け加えて、ビート中毒者の好むような売り出し中の新しい音楽を発見することも出来ます。ジャズ好きであればTDF Jazzに夢中になること請け合いです。
日本の面白いラジオ番組
多様性は日本のラジオ放送の特色です。トーク番組でも音楽番組でもお好みに合わせて、あるいは、話し上手になりたいといった場合でも、このガイドでご紹介するラジオ番組はお役に立つはずです。
バラカン・ビート Inter FM 89.7
日本でトップクラスに人気の高いラジオ番組です。Inter FMでバラカン氏のこの番組をお聴きになるのなら、毎週日曜日の午後6時から8時です。ピーター・バラカン氏がパーソナリティを務めるこのラジオ番組は、1996年に開始されました。バラカン氏は「ブロードキャスター」で、ラジオDJでもあります。
バラカン氏は以前NHKワールドTVで2003年から2013年まで「ビギン・ジャパノロジー」という人気番組のキャスターを担当していました。興味を惹かれるトーク、素晴らしい音楽、落ち着いた雰囲気を楽しみたい時には、ラジオだけでなくテレビでの実績もあるバラカン氏が司会の「バラカン・ビート」が一番のお奨めです。日曜の夕方を穏やかで寛げる一時に確実にしてくれるラジオ番組です。
問わず語りの神田伯山
独特な大らかさのあるタイトルのラジオ番組です。ハッピーな雰囲気の番組で、司会者の活気のある話しぶりに惹かれて何度も聴いてしまいます。神田伯山氏のこの番組は、毎週金曜日、午後9時半から午後10時までです。
武田鉄也・今朝の三枚おろし
コメンテーターであり、俳優でも歌手でもある武田鉄也が司会を務めるラジオ番組が「今朝の三枚おろし」です。歴史から社会問題、暮らしの話題まで多様な内容が盛り込まれています。番組の題名は非常に日本語的な表現で、どのような説明をしても外国の方には、なかなか理解していただけません。
この番組はたった10分間だけの放送時間です。武田氏は毎回少し変わった終了の仕方をします。まな板を包丁で叩くのです。武田氏のこの番組は、月曜日から金甌日まで、午前7時40分から50分までです。多くの人が家から仕事場へと通勤を開始する時間帯なので、朝の番組としては完璧なタイミングだと言えます。
高田文夫のラジオビバリー昼ズ
高田文夫氏がこの番組の司会者です。高田氏はかつてビートたけしさんのブレインで、「ビートたけしのオールナイトニッポン」という伝説的なラジオ番組のアシスタント司会者を務めていたことでよく知られています。多様なトピックや時事問題、ニュースについて高田氏の見解を知ることのできるラジオ番組です。
もし、面白みたっぷりの表現や言い回しを楽しみつつ、コミュニケーションのスキルを改善したいという希望をお持ちなら、これこそが最適なラジオ番組です。この番組は、月曜日から金曜日まで、午前11時30分から午後1時まで放送されています。
ザ・デーブ・フロム・ショー
ロックファンなら既にご存知のはずですが、ザ・デーブ・フロム・ショーは日本でトップクラスの人気を誇るラジオ番組です。この番組は、題名通りデーブ・フロム氏が司会を務めており、厳選された音楽、軽妙洒脱なトーク、そしてオカルト話など、楽しめる内容で一杯です。
ただし、フロム氏のこのラジオ番組は約3時間もの長さになる点には留意してください。スピッツを始めとする人気のある日本のアーティストがこの番組にいつものゲストとして出演します。ロックンロールの最新のトレンドを捉まえておきたいのでしたら、毎週月曜日から金曜日、午後4時から午後9時までのザ・デーブ・フロム・ショーをお聴き逃しなく。
ラジオはSportifyによって滅ぼされる?
長い間、音楽業界はCDの緩慢な衰退やオンラインでの著作権侵害など数多くの危機に苦しんできました。そして、新たに、Sportifyを初めとするストリーミングサービスによって、ラジオ放送局が滅亡の危険にさらされています。
日本のリスナー層は、一見、安定した人口を保ち、放送局にとっては心強い、ラジオの強固なファンのようです。しかしながら、このリスナー層には若い世代が不在であることが明らかとなってきました。ラジオ局が若年層を取り込もうと力を尽くしているにも関わらずです。
日本は世界第2位のレコード音楽市場で、音楽ビデオや音響製品、デジタル製品全体で27億米ドル以上を生み出しています。それらに加えて、ストリーミングサービス関連の需要が増加し続けているのです。
ここで、ストリーミングサービスの話題からは少し外れますが、お知らせしたい興味深い事実が1つあります。新型コロナ禍の拡大に伴って、ラジオを聴く人の数が増加しているのです。現在では、オフィスやジム、店舗、住宅など、以前よりもずっと多くの場所にラジオが置かれ、ラジオ放送が聴かれるようになりました。
Sportifyはアジア市場をいかに攻略したのか
アジア市場、特に日本市場は、制覇が非常に困難だと考えられています。それは、決して的外れな見解ではありません。アジア市場は多様です。特に日本については、他の国々といかに異なるかについて熟知して攻略する必要があります。
米国には50の州がありますが、基本的には同じ文化、同じ言語を共有する人々から成り立っています。一方、アジアは、28のそれぞれまったく異なる国から成り立っているのです。
それでは、何が、Sportifyを唯一無二の存在に押し上げ、さらには、Sportifyによる日本市場の制覇を可能としたのでしょうか。
Sportifyには、とてもシンプルで効果的な戦略が1つあります。新しい国の市場へ参入するにあたって、Sportifyはその国で最も有名なアーティストを選びます。つまり、各国にその国民を熱狂させ得るアーティストが1人いるのであれば、そのアーティストのストリーミングサービスに皆が夢中になるので、それを突破口とするという戦略なのです。
それに加えて、Sportifyには徹底的なマーケット調査を行う十分な資金力が有り、その点においてラジオ局に反撃する余裕はありません。市場へアプローチするにあたって、Sportifyはまずアプリを用意します。これは、ほとんどの人がコンピュータなどではなくスマートフォンを使って音楽を聴くからです。
そして、Sportifyはソーシャルメディアを活用し、潜在的なユーザーに狙いを定めます。新機能を追加し発表する度に、SportifyはFacebookでのディスカッションから何らかのアイデアを掬い上げます。このストリーミングサービスのもう1つの強みは、アプリを用意する国に応じて、継続的に訴求のスタイルを調整していることです。加えて、Sportifyは、国毎、地域毎のコンテンツに常に焦点を置いています。
例を挙げると、隣国のインドネシアの火災の影響をマレーシアとシンガポールが被っていた時、Sportifyは火や煙に関連した40近くの楽曲からなる「Hazed and Confused(霞みに惑わされて)」という特別なリストを作成し、提供しました。
このプレイリストは、言うまでもなく、大ヒットしました。日本のラジオ放送の地方局、大手キー局の何れにとってもSportifyとの対峙が厳しい試練とならざるを得ないことをこの件が示しています。誰しもが聴く楽曲を選択したいと思うものですが、ラジオにはそれは無理なのです。
日本のラジオ局はまだまだ魅力がたっぷりと有りますが、Sportifyによって完全に消滅に追いやられてしまうことを危惧している人たちも増えつつあります。